いわいさんちへようこそ!
メディアアーティストとして知られる岩井俊雄氏が、自らの子供(ロカちゃん)と一緒に作ったいろいろなおもちゃや、そんなロカちゃんとの毎日を記録した一冊。岩井俊雄氏といえば、ボクの中でアナログ×デジタルなイメージのある人で、アナログ的入力をデジタル的出力での表現する凄さを感じていました。そんな氏ですが、この本の中では、ほとんどデジタル部分がなく、むしろ、紙に描いたり切ったりという超アナログ。父親としての子供への接し方を模索され、たどり着いたのが、オリジナルの遊びだったそうです。氏の発想の一端に触れることもできるし、子育てのヒントにもなる良書ではないでしょうか。一緒に遊ぶ姿に愛を感じました。
ボクは子育てした経験はないですが、2年ほど教育機関で働いていたので、読んでいて納得しっぱなしでした。子供って、子供だけど、一人の人なので、どれだけ真っ正面から接してやるかが大切なんですよね~(などと、さもわかったような口調でw)。
岩井氏は、「もうおもちゃは買いません」と親に言われ、代わりに与えてもらった工作道具を使ってものづくりに目覚めたそうです。うーん、ボクの場合、おもちゃ欲しくなかったですね。周りにあるものだけで、十分に楽しかったですもの。ポッキーの箱とか・・・(貧しさを露呈?w)。まわりに市販のおもちゃが少なくても、ものをつくっていく人か、周りのもので納得する人か、そこが人としての分岐点だったんですかねw
- 2006-04-13 (木) 7:17
- Books
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