ククーシュカ ラップランドの妖精
size:257×182mm
color:4c/1c
犬の遠吠えが聞こえたら、風に乗って戻っておいで
フィンランドってすごく大変な歴史をかいくぐってきた国なんですね。
1323年にスウェーデンとロシアの国境が確定し、現フィンランドはスウェーデンの一部に。1809年にスウェーデンが現フィンランドをロシアに譲渡する。1917年にロシアから独立。1939年~44年までロシアと冬戦争。
今ではEUの一員として、北欧のデザイン大国として、ムーミンの郷(w)として有名なフィンランド、調べてみるとこんなにすごいんですね。
この映画は、ロシアとの冬戦争時代の話。命を落としかけた両国の兵士をサーミ人の女性がかくまうことから、おかしな不思議なお話がはじまります。兵士はそれぞれフィンランド語、ロシア語しか、女性もサーミ語しか理解できなかったので、ユーモラスに展開していくようです。
愛と平和のメッセージがこもったこの作品、第24回モスクワ国際映画祭で最優秀監督賞を含む5部門を受賞しています。
チラシは、タイトルにも変化があったり、コントラストつけた画像だったり、イラストを写真と合わせたりで、不思議なお話の世界をつくりあげています。裏の一番下に“「ククーシュカ」とは、ロシア語でカッコーのこと。カッコーには「狙撃兵」という意味もあるが、もう一つの意味は・・・、映画の中で語られる。”と書いてあり、気になる気になる!!
- 2006-02-25 (土) 14:00
- Chira-Cinema
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