足し算と引き算
伸び伸びの髪を切りました。
「後ろ軽めで遊んでください。」と言ったら、アシンメトリーになりました。
いつものように、アートや映画や昔のCMやパソコンやカメラの話をしていて、
ふと美容師さんの仕事はほぼ引き算なんだよね、と感じた。
ので、その話を聞きたくなって、聞いてみた。
やはり、パーマ、エクステ、カラーリングくらいが足し算、後はほとんど引き算だということで、
一度引いてしまったら足せないことへの意識はしっかり持っておられた。
・・・当たり前か。
次に安藤忠雄さんの話が出てきて驚いたのだが、
その美容師さん曰く安藤さんが以前「まず建物全体を考えて、そこから室内空間を引いていく」と仰っていたらしく、それ以来その美容師さんは平面絵画より建築を多く見るようになったそうな。
引いてしまってからでは足せないライブなお仕事。
引いた後の完成形を想像できるイマジネーションと、バックボーンとなる知識と経験。
あれ、引き算として考えていたけど、足し算も同じじゃぁないか!
プロセスは違っても、その後ろにあるものはそんなに違いがない、そう感じたのです。
- 2008-01-27 (日) 8:24
- 4c'sn.
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