岩屋善光堂レポ
先日CASA BRUTUSのエントリー中でポロっと口走った投入堂に似た建物探訪。
ところは滋賀県米原市岩脇(「いおぎ」と読みます)。
上の画像の建物です。
岩屋善光堂と呼ばれるその建物は、崖に柱を立て建てられています。
近くで見るとこんな感じ。
そびえています。
実は、子どもの頃の遊び場でして、
わざわざ行くのは20年振りくらいかしら。
その20数年の間に、柱の基礎がコンクリートでしっかり固定されている箇所もあったり。
柱の組み方はそれほど凝ったものではないですねー。
とはいえ、こんな場所に建てることを思うと、大変だぁ。
お堂の中は、畳が上げて干してありました。
12畳くらいはありそうな空間。
梁も立派です。
さて、子どもの頃はなにも考えずに、この小山に登ったり境内で遊んだりしていて、
この建物の由来を一切知らなかったので、少しお勉強。
推古天皇の時代、信濃の本多善光さんの夢に三尊が現れ「善光、善光」と呼ばれた。それが難波の堀であったので、善光さんは難波の堀へ行ってみると、三尊が沈んでいた、と。信濃に奉るため、琵琶湖を渡ってこの岩場で一休みしているとまた夢に三尊が現れ「衆生に仏法を弘通し、極楽浄土へ導くためにここに残る」と仰った。村の人にそのことを話し、ここにお堂を建てた、と。
身近なところにも知らないことは潜んでいるものですね。
子どもの頃は、こんな由緒あるお堂の下の境内で、爆竹パンパンして怒られました。ごめんなさい。
- 2007-08-16 (木) 7:12
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