欧文書体の相性の良い組み合せをゲーム感覚で学べる「Type Connection」
異なる書体を組み合わせて使う時、たとえばサブジェクトと本文で書体を変えようとする時など、適当な組み合わせでは全体の見た目が悪くなったり、イメージが崩れたりしてしまう。では、どういう組み合わせをするとすっきり見えるのか。それを簡単なゲームのようにして学べるサイトです。
スタートをクリックすると、5つの文字が表示されます。すべて違う書体。
マウスオンすると下に書体の詳細が表示されます。どれかを選んでクリックしてみましょう。(ためしに一番左のAdobe Garamond Proを選んでみます)
「この書体にマッチする書体を見つける戦略」としてNo.1~No.4まで表示されました。
No.1 Rely on Family(書体のファミリーに頼る)
No.2 Seek the Similar(似た書体を探す)
No.3 Embrace the Other(他を受け入れる)
No.4 Explore the Past(過去を探る)
No.1をクリックしてみましょう。
すると、左にfamily history(書体ファミリーの歴史)の説明、右に同じ書体ファミリーを使った文字組サンプル画像が表示されます。No.1はゲーム性無しですね。
一つ前の画面に戻って、No.2 Seek the Similarをクリックしてみましょう。
一番左にAdobe Garamond Pro。これに「似た」書体を右の3つの中から選びます。Chaparral Proをためしにクリックしてみましょう。
選んだ2つの書体が重なっています。その下には同じ文字を並べて表示して違いを見ることができるようになっています。さらに下にはそれぞれの書体ファミリーのサンプルが表示されています。
この組み合わせでいいや!と思ったら、右上の青いボタン「Send Them on a Date」をクリック。
正解すると、左になぜこの2つの書体かという説明が、右には2つの書体を使った文字組サンプル画像が表示されます。
このように、No.3、No.4まで、違うアプローチから相性のいい書体探しを体験することができます。No.3は似てない書体同士で相性の良いものを見つける。No.4は、歴史的に似通っていたりルーツが似ていることから相性がいい書体を見つける、ということになります。
一番最初に表示される書体がAdobe Garamond Pro、ITC Century、Univers、Archer、ITC Stone Sansの5つと少ないですが、やっていくうちにポイントがわかってくるので、ここにない書体を実践で扱うことになっても今までより頭の中に手札を用意するのが早くなりそうです。
→Type Connection
http://www.typeconnection.com/
- 2012-05-12 (土) 11:00
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