デザインのひきだし 7
発行:グラフィック社
紹介がかなり遅れてしまった「デザインのひきだし7」
上の画像だとクラフト系の帯(もしくはそんなデザインの表紙)みたいだけれど、これが違う。本屋さんへ行けば一目瞭然なのですが、ちょっとネタばらししてみます。
クラフトっぽく写っているところは、段ボール。
そう、段ボールから本体である本の部分が見えているのです。しかも段ボールの箱は、厚みが4センチほどもあり、本屋さんでも威圧感ありありです!本自体は1センチくらいの厚みなので、あと3センチほどには何があるのか。箱から本を取り出すと、中からいろんなものが出てくるのです。
デザインのひきだし本体、雲母刷り指南書(これもすごい!)、名久井直子さんと斉藤倫さんによる蛇腹絵本「いぬはなく」、斜めに裁断されたメモブロック。そして箱も特注品。
いやいや、造本だけでなくて、今回の内容ももちろん読み応えあり。
巻頭特集は、書籍、雑誌、パンフ、手帳から文具、メモ帳まで 製本加工はここまでできる!だからメモブロックが付いていたんですねー。斜めの曲線裁断メモブロックは、去年に印刷会社の営業さんが持ってきたけど、コストが合わず断ったっけw
インタビューには菊池信義さん、植原亮輔さんと渡邊良重さんが登場。
京都・便利堂のコロタイプ印刷についても紹介があります。
コロタイプ印刷のサンプルも挟み込まれていて、その階調には驚くばかり。Shin-biでコロタイプ展があった時にびっくりしたこと思い出した。
巻末にはスケスケな紙や素材、加工の特集があり、サンプル紙が大量に収録されています。同じ透けといってもここまで幅が広いことを思い知らされる。個人的に、今一押しのスケは、タントセレクトTS-1の70kgでーす!と叫んでみたりしてw
→グラフィック社
http://www.graphicsha.co.jp/
- 2009-08-04 (火) 7:32
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