少年が連れてきたネズミのせいで、クリスマスの村がめちゃくちゃに。ポルトガルの通信会社NOSのCM「The Magic Box」
少年には友だちがいた。
小さなネズミ、それが彼の友だちだった。
ネズミのためにホイールをも手作りするほどだった。
今日はふもとの村でのクリスマスツリーの点灯式。
少年も山を下りて見に行くことにした。
もちろんネズミも一緒だ。
大きなぜんまい仕掛けのような機構で点灯させるクリスマスツリー。
あろうことか少年がこの日の点灯を任されることになった。
少年がクリスマスツリーを点灯させると、広場はぱっと明るくなり、人々の顔も笑顔になった。
が、その時にネズミが少年の服のポケットから顔を出したから大変。
みんなが驚き逃げ惑い、その影響でクリスマスツリーも折れて電気も消えてしまった。
少年は悲しんだ。
クリスマスツリーが台無しになり、さらにネズミが混乱の中で行方不明になってしまったから。
次の日、少年は家に置いていたホイールを持って再び村の広場へと向かった。
周囲からの冷たい目が少年に刺さる。
だが村の子どもたちがやってきて、少年に手をさしのべた。
クリスマスツリーを再び起こした。
少年は持ってきたホイールをクリスマスツリーに電気を送る装置に組み合せた。
すると昨日いなくなったネズミがひょっこり顔を出した!
よかった!無事だったんだ!
少年はネズミをホイールに入れた。
ネズミがホイールを回すと、クリスマスツリーに電気が点き、徐々に村の人たちもやってきた。
今度はネズミがいてもみんな笑顔になっていた。
- 2018-12-17 (月) 8:30
- TV・CM