郵便局員のおじいさんが見つけた、届けられなかったあの日の手紙「Weihnachten ist in Dir – OTTO Weihnachtsfilm 2015 – #weihnachtenistindir」
ドイツのECサイトOTTOによる、ホリデーシーズンのスペシャルアニメです。
とある郵便局でのお話。
今年も郵便局のおじいさんはクリスマスカードやギフトの発送に追われていました。ある小包にスタンプを捺そうとした時、小包についていた鈴が落ちてしまいます。
おじいさんは鈴が転がっていった棚の下を覗き込みました。
そこには鈴と、床板に挟まっている古い手紙がありました。
おじいさんは手紙を拾い上げます。
「おじいちゃんへ」そう宛名に書かれた手紙を見たおじいさん、あの日の記憶が蘇りました。
それはおじいさんが今よりいくぶん若かった時、小さな男の子が郵便局を訪れました。忙しかったので机の上に置いていくように促したのですが、目を離している隙に男の子が置いた手紙は風のイタズラでこの棚の下に飛ばされていたんですね。
男の子の手紙を開けて読んだおじいさんは、何かを思いついたのかあちこちに電話し、包装紙で何かを包んでどこかに歩き出した。
男の子の手紙にはこう書いてあった。
おじいちゃんへ
おじいちゃんはきっと忘れているから思い出させるために書いています。おじいちゃんはクリスマスに自転車が届くと言っていたんですよ。天国への旅が順調でありますように。愛をこめて。
トミーより。
そう、郵便局員のおじいさんはあの日の男の子に自転車を渡すべく、向かっていたのです。
おじいさんは彼の住む家に着きました。
プレゼントをそこに置き、チャイムを鳴らして隠れます。
ドアを開けて出てきたのは、あの日の男の子でしたが、もう男の子ではありませんでした。時が経ちすぎていたのです。
青年となった男の子は玄関先に置かれたプレゼントに驚き、添えられた手紙を開けました。
トミーへ
あまりにも時間がかかってしまったことを赦しておくれ。
おじいちゃんより。
家の中では、彼の娘がプレゼントの自転車に喜ぶ姿が見えました。
あ、そうそう、このアニメーションの世界観が楽しめたり、壁紙がダウンロードできたりするスペシャルサイトもおもしろいです。
→Weihnachten ist in Dir.
https://weihnachtsfilm.otto.de/
- 2015-12-29 (火) 8:32
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