緊急時にスマートフォンを使って自分の医療情報を伝えることができるシステム「SOS SMS」
メキシコでは毎日赤十字が約3000人の救急救命を行っているが、そのうち5%の人は患者さんの基本的な医療情報がわからないためになくなっているという。そこで考えられたのが、メキシコの人の90%が使っているスマートフォンのSMSを使った緊急時のシステム。
救急隊員は患者が使っているスマートフォンを使い *SOS 宛てに空メッセージを送る。するとサーバーから、そのスマートフォンに紐付けされたスマートフォンの持ち主の医療情報が送られてくる。もちろんユーザーは事前に自分の身長、体重、血液型、アレルギー、服用している薬などを登録しておく必要はある。
この動画によるとプロトタイプとのことなので、実際に稼働はしていないかもしれないが、スマートフォンユーザーの多くが登録すれば万が一の時に非常に役立つシステムになるだろう。緊急時に他人(救急隊員)にスマートフォンを操作されるのが前提のシステムのため、スマートフォンにパスワードはかけられないし、となると救急隊員以外の人にも操作されて情報を見られてしまう怖れはある。このあたりが難しいところではありますね。
- 2015-06-17 (水) 8:33
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