友だちに親切な言葉を贈れるサイトのフォントは、自殺した少年の書いた文字だった「Bevingade Ord」
スウェーデンで友だちにSMSを使って親切な言葉を贈れるサイト「Bevingade Ord」がある。このサイトで使われているフォントは、子どもの描き文字のようだ。
翼の言葉を買って私たちの活動を支援してください。
どういうことかというと、このサイトでSMSを使って親切な言葉(翼の生えた言葉)を友だちに贈ると、50クローネが電話代からこの非営利団体に渡る仕組みになっていて、そのお金でスクールカウンセラーを増やしたりという活動をしようというもの。
実はスウェーデンでも若年層の死因に対して自殺の割合が高く、問題となっている。自殺の原因にはイジメもあるという。この団体はそれをなくすためにカウンセラーを増やしたり教育をしようとしているのだ。
そしてタイトルでも書いた通り、このサイトで使われているフォントは、13歳で自らの命を絶ったMåns Jenningers君が生前書いた文字が元になっている。
動画に登場するメガネをかけた男の子がMåns Jenningers君だ。
▲彼が生前書いた文字
▲その文字をベクターデータにして
▲アルファベットを作り、フォントにしている。
生前彼は自分の文字がこのように使われるとは思っていなかったろうが、バックボーンを知るとこのフォント自体がとてつもない力を持った文字に見えてくる。少しでもイジメが、自殺がなくなるといいが。
→Bevingade Ord
http://bevingadeord.friends.se/
- 2014-10-31 (金) 6:54
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