横断歩道を渡る子どもの名前を表示して事故を防げ!Volkswagenによる「The Human Crossing」
アラブでは車が横断歩道を無視することが多いらしく、その分事故も多いそうだ。実に交通事故の20%が歩行者を巻き込んでいるんだとか。そこでワーゲンが特別な横断歩道とタグを作った。
こどもたち一人一人に渡されたタグを付けて横断歩道に近づくと、横断歩道に設置されたゲートにその子の名前が表示される。子どもが横断歩道を渡る速度に合わせて、表示された名前も移動していく。
「(名前のある)人が歩いていますよ」ということをドライバーに気にしてもらうための施策です。
気になるのは、名前が表示される場所が道路の上で、こどもたちと距離が離れているということ。表示を気にして子どもたちから目が離れるということはないだろうか。もうひとつ、事前に知らせるわけではないので、普段無視しているような人が猛スピードで車を走らせてきた時に、名前の頭上表示が事故回避につながるだろうかということ。どうなんだろうか。
日本ではこどもの名前が他人に知られてしまうのも嫌がる人はいそうですし、あまり受け入れられないんじゃないだろうかと。
- 2016-05-28 (土) 14:46
- Video
- 可動式の柵を設置し、踏み切りで安全確認の意識づけ「The Conscious Crossing」
- もしもフェリーの船長が明らかに酔っぱらっていたら「Unsafe Crossing」
- 子どもたちのアイデアで生まれた、人が通ると光る横断歩道「IBM Flashing Zebra Crossing」
- そこに立てば横断歩道が現れる!ロンドンにできた世界初のスマート横断歩道「The Smart Crossing: The World's First Responsive Road」
- クリーニング屋も悔しがる、ワーゲンのパークアシスト機能「The new Volkswagen Touareg | Volkswagen」