空気が汚れるほどに車は安くなる!ブカレストに設置されたルノーのOOH「The DisCO2unt Billboard」
ルーマニアの首都ブカレストは、ヨーロッパで一番渋滞が酷い街だそうだ。おのずと排気ガスによって空気も汚れる。
だから大気汚染はヨーロッパでワースト2なんだそうだ。
たとえ渋滞がひどくても、排気ガスが出なければここまで空気が汚れることもない。
たとえば全ての車が排気ガスが出ない電気自動車になれば。
そこでルノーはブカレストの大型ビジョンに電気自動車ZOEの広告を展開した。
そこには現在のブカレストの大気汚染の度合いを表わす数値が表示され、ZOEの販売価格もいっしょに表示されている。
よく見ると、大気汚染を表わす数値が増えると、ZOEの価格は安くなっている。
つまり街が汚いほどに値段が下がるのだ。
リアルタイムに。
ZOEが欲しい人は買い時を逃さないように、その数値とにらめっこするだろうし、そういう人じゃなくても現在の空気の状態を見れば意識も変わるかもしれない。
販売価格の下限だけしっかり決めておけば、ルノーは損することもないし、市民はお得になったと思っちゃう。心理を突いたうまい作戦ではある。
そもそも電気自動車は排気ガスは出ないとしても、ベストかといえば疑問も残りますしね。
- 2019-06-06 (木) 8:30
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