ベルギーの国境なき記者団へバースデーソングを歌う、世界の強力な指導者たち「Singing Dictators」
ハッピーバースデー トゥー ユー
世界の指導者たち(中には故人の姿も)がバースデーソングを歌います。
歌っているのは、プーチン大統領、習近平国家主席、金正恩第一書記、カダフィ大佐、アサド大統領など、そうそうたる顔ぶれ。歌っているといっても、彼らの発言した映像を切って繋いでバースデーソングに聴こえるようにしているだけなのですけどね。
彼らに共通するのはなんでしょう。
ご本人達は否定するでしょうけど、独裁的であるということです。
この動画の最後にはこんなメッセージが流れます。
「いつか誕生日を祝われなくなることを祈っている」
国境の記者団はジャーナリズムの自由、言論の自由をかかげるNGO団体。拘束された記者の解放を訴えたり、ジャーナリズムへの規制を監視している。ベルギーの国境なき記者団は20年目を迎えるということだが、誕生日を祝われなくなるということは、世界のどこでも自由にジャーナリズム活動ができるようになるということ。そんな世界になれば国境なき記者団の意味はありませんから、消滅してもいいわけです。
特に独裁国家では取材規制も多いため、こうして独裁的な主導者の映像をわざと使っているのですね。
- 2016-05-02 (月) 8:31
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