大気汚染物質を集めて作られた鉛筆「1000 Open Letters by Otrivin Breathe Clean」
少女が、少年が、親に手紙を書いた。
読むととてもつらい気持ちになる手紙だ。
私が2歳の頃、パパは空が青いと言った。
しかし今はそれが本当だとは思えない。
新しい靴が大好きだ。
でも外では遊べない。
どこで履けばいいのか。
この手紙を書いたのは、インドのバンガロールの街の子たち。
この街は大気汚染がひどく、問題になっている。
家の中でも空気清浄機はいつも赤いランプがついているような場所なのだ。
そこで鼻うがい薬などを販売しているOtrivinは、バンガロールの小学校に空気清浄機を設置した。
空気清浄機は吸い込んだ空気をフィルターに通して、きれいな空気を吐き出していく。
しばらくするとフィルター内部には大気汚染の原因となっていた物質が溜まっていく。
それを集めて、鉛筆の芯に加工した。
大丈夫、この鉛筆の芯は無害だそうだ。
作られた鉛筆10000本は、バンガロールの子どもたちに配られたそうだ。
これにより大気汚染が大幅に改善されるわけではない。
しかし、これを知ることにより、大気汚染を改善させるべきだと皆が思い、ムーブメントとなれば良い。
- 2023-02-09 (木) 7:30
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