iPhone7だけで撮影された、ミシェル・ゴンドリー監督によるショートフィルム「Détour — A film by Michel Gondry」
ミシェル・ゴンドリーの新作ショートフィルムが公開されました!
公開されたのはApple UKのYouTubeチャンネル。
なぜなら、全ての撮影をiPhone7で行ったショートフィルムだから。つまり、そういうことですね。
では約11分のショートフィルム、どどどうぞー。
車でサマーバケーションに出かける家族。
みんなの自転車を積んだはずが、末娘の三輪車を積みわすれ。
もう積むところがないから無理やりくくりつけて出発です。
しかし無理はやはりダメ。
車の揺れで三輪車が落ちてしまう。
それに気づかない家族。
途中の休憩で自分の三輪車がないことに気づいた末娘。
ご機嫌斜めになってしまいます。
一方、三輪車は、坂道を下ったり、風に押されたりして、どんどん進んでいきます。
まるで家族を追うように。
最後はちょっと切なく、でもまぁハッピーエンドで。
ゴンドリー監督らしいキュートな演出が詰め込まれたショートフィルムでした。
メイキング映像も公開されています。
▲映画用のカメラと違って、小さなiPhoneを使っています。小さいからこそ設置できる場所もあるのです。
▲遠近法トリック。手前にあると思っていた三輪車がそうではなかったという錯覚を、遠近法トリックで作り上げています。ティム・バートンもよくやるアナログな手法ですね。
▲夜の暗さも、iPhoneの露出調整を使っています。iPhoneのカメラに付いている露出調整機能、案外知らない人が多い気がします。
▲そう、スローモーション撮影だってできちゃいます。iPhoneならね!三輪車が川を流れるシーンは、紐で三輪車を引っぱっていたのですね。
▲タイトル文字は、監督自ら手描きで少しずつ撮影したものをストップモーションアニメにして合成しています。
▲冒頭の出発シーンはタイムラプス。
いやー、満足満足。
ゴンドリーがいつの間にか老けていたけど満足。
- 2017-07-01 (土) 7:16
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