車に自転車の接近を知らせるための、ベル連動型トランスミッター「smart bell」
自動車は大きくてうるさい。クラクションも大きい音がするので、鳴らせば他の車に気づいてもらえる。
自転車はどうか?車に接近しても気づいてもらえないことがある。
ポーランドの自転車人口は500万人と言われている。
その人たちが自動車も走る道路を自転車で走るので、事故も起こる。年間4500人の自転車乗りがケガをしているという。
最近の車には衝突安全装置や警告機能がついていたり事故回避の対策が充実しているが、自転車の場合は小さなベルで周りに接近を知らせるくらいだ。これでは車の中の人には聞こえない。そこで保険会社のAXAが「smart bell」を開発した。
この「smart bell」は、RDS(ラジオ・データ・システム)テクノロジーを使った自転車のベルと連動したトランスミッターで、走行時にベルを鳴らすと近くの車の車内ラジオを一時的にジャックしてベル音を響かせるというものだ。たとえCDやMP3などを聞いていても作動するようだ。これなら車内の人も気づいてくれる。
普及するかどうかは、また別の話だろうけど。
- 2017-05-17 (水) 8:01
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