ドイツの少年を救ったテディベアを買って、子どもたちに夢を与えよう「Arosali – The Bear of Hope」
Arosaliと呼ばれるテディベアがいます。
このテディベアは、第2次世界大戦から少年を救いました。
1942年、当時4歳だったミヒャエル君(Michael Floersheim)は母親と共に強制収容所に連れていかれました。その時離さずに持っていたのがこのArosali。彼は別の強制収容所に移されましたが、母親ともども生き延びることができました。最後にいたのは100万人以上の子どもたちが殺されたという、ベルゲン・ベルゼン強制収容所。アンネ・フランクが帰らぬ人となってしまったその場所でもあります。
彼は戦後ビジネスマンになり銀行を経営するまでになりました。世界を飛び回っていた彼ですが、やはりこのテディベアはいつも一緒だったようです。恐ろしい強制収容所で彼の心のよりどころだったArosaliは、彼の中ではいつまでも大切な友だちであり、救世主だったのかもしれません。
そのArosaliのレプリカを今回のキャンペーン「Arosali – The Bear of Hope」では販売しています。お値段34ユーロ。経費や原価などを引いて、1個あたり5ユーロの利益が出ます。それをそっくりそのまま子どもたちのための活動をしているドイツのKinderträume e.Vに寄付します。Kinderträume e.Vも利益を取ることはありません、全て子どもたちのために使われるそうです。
子どもたちにあの日ミヒャエル君が見たような希望を。
ちなみに今はもう彼も亡くなり、動画には彼の妻であるヨナト夫人(Yonat Floersheim)が出演されています。
→Arosali
http://arosali.com/
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