20年前に行方不明になった少年の顔が2ユーロ硬貨に「Coins of Hope」
ベルギーの造幣局が、行方不明の子どもの顔が描かれた2ユーロコインを発行した。
リアム君(Liam Vanden Branden君)は1996年に行方不明になった。20年も前だ。
彼が今どこで何をしているのか。果たして元気なのかもわからない。
しかし、彼の家族も支援しているChild Focusも諦めてはいない。
20年も経つとどんな顔なのかもわからない。
ベルギーにいるのかもわからない。
そこで国をまたいで流通しているお金、ユーロに彼の顔をデザインできないかというアイデアが生まれた。お金に一般人の顔をデザインするのは難しい。ベルギー国王と日本で言うところの財務省を説得することはできたが、ユーロは他国でも使用されるため他国の了承も必要だった。全19カ国の政府も説得し、遂に100万枚発行されたのがこの2ユーロコインだ。
このコインはベルギーのスーパーマーケットLidlでおつりとして使用され、人から人へ渡っていく。
行方不明になっている子は一人ではない。
彼だけどうしてという思いも、他の行方不明者家族には生まれるだろう。そのあたりの不公平をどうするのかと思ったら、スペシャルサイトで他の行方不明の子どもたちも紹介されていた。
コインがどうしても欲しい人には、ベルギーの造幣局サイトから買えるようになっている。
→Coins of Hope
https://coinsofhope.eu/
→KMR - FOD financïen / WEB SHOP
http://2200600.mijnwinkel.nl/webshop/
- 2016-05-29 (日) 12:50
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