パーキンソン病患者に手紙の代筆をしてもらって病気をサポート「The Write Thing for Parkinson」
パーキンソン病とは神経系の難病で、手足が震えたり、運動能力が衰えていく症状が徐々に進行していく特徴があります。俳優のマイケル・J・フォックスがこの病気と闘っているのは有名ですね。
パーキンソン病の治療法は確立されていないのですが、継続的に字を書く作業をおこなうことで進行を緩やかにすることができるという報告もあるようです。ここに注目して、患者のリハビリとサポートをしようというのがベルギーで行われた「The Write Thing for Parkinson」なのです。
支援する人は、特設サイトにアクセスして大切な誰かに送る手紙の文面や、送り先情報を入力する。この情報が40人の患者の誰かに届き、彼らがリアビリを兼ねて代筆してくれるのです。震える字になるかもしれません。でもいいじゃないですか。
無料だと単なる手紙書きのボランティアに使われてしまう可能性があるためか、手紙を送りたい人は3ユーロの支払いが必要です。このお金は彼らの支援にまわされます。ベルギーではTシャツも作られ、著名人を中心にSNSで拡散されていたようですね。
一定の時間行われたこのキャンペーン、現在はクローズされています。完全クローズではなさそうなので、また行われる可能性もあります。
- 2016-04-18 (月) 8:23
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