暴言は凶器になる。増加する中国の青少年の犯罪を根本から防ぐためのキャンペーン「暴力语言会变成凶器 - Words can be Weapons」
中国では青少年による犯罪が増えている。彼らを非行にはしらせた要因のひとつとして、子どものころに親や先生などの大人から暴言を吐かれていたこともあるという。つまり小さな頃に浴びせられたきつい言葉が、彼らが成長した時に彼らに凶器を持たせた、と。
このビデオに出てくる青年たちは拘置所(刑務所?)にいる。カジノで裕福そうな人を見つけて殺人を犯したり、斧やフルーツナイフを手に相手を殺めてしまった青年たちだ。彼らもまた小さい頃に、ゴミだの、アホだの、良いとこなしだのと言われていたという。
瀋陽の心理学研究センターとオグルヴィ&メイザーは、彼らの証言ビデオを公開し、組み合せると武器(凶器)になる言葉を展示。またタッチスクリーンやiPad上でも同じことができるようにして、親世代に暴言の持つ潜伏期間の長い影響を啓蒙した。さらに親に向けてコールセンターを開設。すぐに300を超える電話が鳴ったが、その多くがビデオにあるような言葉を使ってしまったと認める親からだった。
下記のサイトでもページスクロールで「猪脑子(バカ)」という文字が銃に変わります。
→暴力语言会变成凶器
http://www.wordscanbeweapons.com/