太陽光と砂を使った3Dプリンター|Solar Sinter Project
先ほどエントリーした「太陽光を使って木の板をカットする装置|Sun Cutter Project」と同じイギリスのMarkus Kayserさんによるプロジェクト。今度の装置はカッティングマシンより大掛かりです。それもそのはず、なんと3Dのオブジェクトが作れる3Dプリンターなんだそうです。
原理としては、大きなレンズで太陽光を集め、薄く敷いた砂に当てます。すると高温になった砂が溶け、ガラス化していきます。光を当てる場所を少しずつ動かすことで、そのルートに沿って砂はガラスとなりつながっていきます。一通り光を当ててガラス化させたら、その上にまた薄く砂を敷きます。そしてまた光を当てる。
これを続けることで、面が積み重なり層となっていきます。最後にガラス化してない砂を取り除けば、ガラス化した部分だけが残る。実際に細かい樹脂を硬化させるタイプの3Dプリンターも研究されているので、太陽光を使う以外は原理的に似ています。
太陽光だと時間がかかるので、よく見ると装置には太陽追尾トラッカーが付いていますね。すごい!
→Markus Kayser
http://www.markuskayser.com/
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