Google イギリスの数学者で哲学者のジョージ・ブール生誕200周年記念ロゴでブール代数を表現!
11月2日はイギリスの数学・哲学者のジョージ・ブールの誕生日。今年で生誕200周年です。それを記念してGoogleロゴがGIFアニメになっています。
Googleの「g」に「x」と「y」が描かれており、その他のアルファベットには論理演算がタグ付けされています。
「x」と「y」の表示が変わるごとに、他のアルファベットがグレーアウトしたり、また色が付いたり。
これは何を表しているのでしょう。
「x」と「y」の表示は4通りあります。
1.「x」と「y」が見えている状態。
2.「y」だけが見えている状態。
3.「x」だけが見えている状態。
4.「x」も「y」も見えない状態。
◆1の時は「G」と2番めの「o」の色が付いています。
「G」のタグは「x AND y」、2番めの「o」は「x OR y」です。
「x AND y」は、「x」と「y」がある時に真となります。一方「x or y」は、「x」か「y」がある時に真となります。
1の時は「x」と「y」が見えている(ある)状態なので、「x AND y」「x OR y」のどちらも色が付いているのです。
◆2の時は、最初の「o」と2番めの「o」と「e」の色が付いています。
最初の「o」は「x XOR y」、2番めの「o」は「x OR y」、「e」は「NOT x」です。
「x XOR y」は排他的論理和なので、「x」「y」両方ある時か、「x」「y」両方ない時に真となります。「NOT x」は文字通り、「x」じゃない時ということ。
◆3の時は、2の時と比べて「e」の色が消え、「l」の色が付きました。
「l」は「NOT y」。「y」じゃない時ということですね。あとは2の時と同じです。
◆4の時は「l」と「e」だけが色が付きました。
「x」も「y」もない状態は、「x」じゃない時でもあるし、「y」じゃない時でもあるということです。
なんだか日曜の夜や週初めに見たくないし考えたくないような小難しい説明ですね。すいません。
こういったブール代数と呼ばれる代数を考案したのが、生誕200周年を迎えたジョージ・ブールその人なのです。数学者と哲学者って幅広く思えるかもしれませんが、論理学的思考がどちらでも重要なので実は近しい学問だったりします。だからボクはどちらも苦手です。論理演算を使ったプログラミングもさっぱりです。
→Google.co.jp
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※上記画像はエントリー時点のもの。
- 2015-11-01 (日) 23:02
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