2つの地域の学校の子どもたちが、綱引き対決で心の壁をぶち壊す「THE WALL BREAKER ROPE」
ノー・ボーダーなんて理想では言いますが、世界では今も壁が存在する。難民が入って来ないようにする壁や、メキシコとの国境に壁を作るぞなんて意気込む人すらいる。果たしてこれでいいのだろうか。
メキシコシティは人口がとても多い街だ。
この街の中には、いわゆるお金持ちが暮らす地域と、そうでない地域が存在する。二つの地域の子どもたちは、一緒に遊ぶことはない。これは壁だ。
そこでPapalote Children's Museumはお金持ちが暮らす地域の私立学校と、43km離れた場所にある一般的な公立学校にそれぞれ装置を設置した。この装置にはお互いの様子が映るモニターがついていて、ロープが伸びている。
マシンの前に集まった子どもたちは、ロープを手に取り綱引き開始。遠く離れている場所ではあるが、一緒に遊ぶことができた。
なんだあっちも自分たちと同じじゃないか。みんなと遊んで楽しい。そんな風に思ってもらうことができれば、彼らの中の壁を少し壊すことができたのではないだろうか。
しかしこういう世代をこえて続く心の壁というのは非常に根が深い。今すぐ何かが変わるわけではないことは、しょうがないけれどちょっと悲しい。
- 2017-01-25 (水) 7:19
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