モーツァルトが80歳の時に作曲した楽曲のコンサート。ファイザー製薬による「Mozart's Lost Symphonies」
クラシック音楽に詳しい人なら、このエントリーのタイトルに違和感を覚えるはずだ。
あのモーツァルトは、実際には35歳でこの世を去っているからだ。
ということは、モーツァルトが80歳の時に作曲した楽曲なんてものは存在しない。
今回ファイザー製薬は、「彼が80歳まで生きていたとすれば」という体でAI(人工頭脳)を使って曲を作った。そしてそれをオーケストラで演奏した。もちろんそれはモーツァルトの作った曲ではない。ではなぜそんな曲を作って演奏会を開いたのか。
先に書いたようにモーツァルトは35歳で亡くなっている。
死因は細菌によるとも言われる伝染病の粟粒熱だという説がある。
彼がこの病を克服していれば、もしかしたら80歳でも作曲活動をしていたかもしれない。
現在、世界は新型コロナウイルスに振り回されている。
人類はきっと打ち克つ。
ファイザー製薬もワクチンを開発している。
だから人々に希望を持ってもらいたいと、このような企画を行ったのだ。
現代のモーツァルトを増やさないように。
みんなが生きてこの時代を越え、素晴らしい活動ができるように。
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- 2021-01-04 (月) 15:00
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