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犬がおしっこすると健康状態がわかる、PURINAのデジタルサイネージ「STREET-VET」

PURINA - STREET-VET

フランスでは多くの犬が健康診断を受けていない。
これを問題視したピュリナが、特殊なデジタルサイネージを作った。

健康診断を受けましょうという啓発的なものではない。
見た目以上にテクノロジー満載のデジタルサイネージだ。

まず、犬はこのデジタルサイネージに寄っていく。
それはこのデジタルサイネージから犬が好むフェロモンが放出されているから。
そして、犬はデジタルサイネージのポールにおしっこをしたくなる。

犬が出したおしっこは、デジタルサイネージの内部へ流れ込む。
そして4つの検査紙に付着する。
それをカメラで撮影し、自動的に4つの疾病の可能性を判定する。

検査できるのは、
腎臓病
コレステロール
尿路感染症
糖尿病

判定された情報は30秒程度でデジタルサイネージに表示され、軽微な問題であればPURINAのダイエットフード等が紹介される。
再検査を要する結果や、大きな問題が発見された場合は、その結果を獣医に見せるためにダウンロードできるようになっている。

前の犬のおしっこが内部機構に付着し次の犬の検査結果に影響を与えてしまう可能性はあるが、シャワーによるクリーニング機能もあるようなので、毎回クリーニングすれば誤診は減っていくのかな。
あとはメンテを行わないと検査できる数が限られていそうなことと、雨や砂土の混入により不具合が起きないかという点が気になる。

メスの場合はしょっちゅうおしっこが出るわけではないので、このデジタルサイネージでは検査しにくいが、健康診断の必要性を飼い主が感じてくれたらいいのだけど。