コーヒーが無くなるかもしれない2080年のための、代替コーヒー「Paulig Blend 2080 - Coffee without coffee」
そう遠くない将来、コーヒーが飲めなくなるかもしれません。
その要因として考えられているのが気候変動。
コーヒーが飲めなくなった時、(その頃まで生きているかどうか別にして)私たちは何を飲めばいいのでしょうか。
この現実に向きあったのは、フィンランドのコーヒーブランド「Paulig」。
コーヒー豆がない前提で、コーヒーに代わるコーヒーのようなものを作ろうと考えた。
そのためにわざわざオーストラリアからコーヒーの専門家Matt Perger氏も招聘。
コーヒー無しのコーヒーのブレンドレシピの作成にチャレンジした。
そしてなんとか出来上がったのだが、結論から言うとやはりコーヒーにはほど遠いものだったそうだ。
それはこんなレシピ。
材料
・チョコレート ダークモルト : 2g
・ブラックモルト : 2g
・乾燥イチジク : 4g
・プーアル茶 : 3g
・キャロブ豆のパウダー : 1g
1.麦芽を粉砕し、イチジクをチョップする。プーアルの葉も細かくして一緒に混ぜる。
2.二重濾紙を用いてエアロプレスで抽出する。90秒間抽出した後、プランジャーをゆっくりと押し下げる。2分15秒〜30秒くらいで。
キャロブ豆ってどこにあるの?ってくらい面倒なレシピですが、これでもコーヒーの味にはならないんだから、コーヒーすごい。
このコーヒー無しのコーヒーは、今日から来月までイベントを中心に出されるそうです。
3月23日 ヘルシンキのPauligのカフェと、Café Kulma
3月23-25日 ビリニュス・コーヒー・フェスティバル、ヘルシンキ・コーヒー・フェスティバル
4月20-22日、4月27-28日 タリンコーヒーフェスティバル
Pauligはこの代替コーヒーを、「最初で最後のブレンド」としています。
代替もできないことはないけれど、やっぱりずっとコーヒーが飲めればそれに越したことはない。
気候変動でコーヒーが消えるということがないように、環境に気をつけましょうということなのですね。
→The blend of 2080 – coffee without coffee | Paulig.fi
https://www.paulig.com/en/coffee-stories/blend2080
- 2018-03-23 (金) 8:03
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