NYウォールストリートの牛に立ち向かう勇敢な少女像「Fearless Girl」
ニューヨークの金融街ウォールストリートには、今にも突進してきそうな牛の像があります。この牛の前に、まるで立ち向かうかのような少女像が設置されました。
少女像が設置されたのは、国際女性デーに合わせてのものですが、なぜこの牛に立ち向かわせたのか。ただの勇敢な少女という意味合いだけだからではありません。
元々ウォールストリートの牛の像は、ゲリラアートとして設置されたものでした。作品名は「Charging Bull」で、作者はアーティストのアルトゥーロ・ディ・モディカ。1987年の株価暴落後のアメリカ国民の強さを、金融反映の象徴でもある牛と、その姿にたとえたのです。結果、ゲリラアートではありましたが認めてもらうことができ、継続してウォールストリートに設置されることになったのです。
その牛の前に少女。
これは、女性のリーダー像であり、勇敢にビジネスにチャレンジしているその姿なのです。金融繁栄の象徴をまさに牛耳る、そんな姿が表現されているのです。
この像もゲリラアートではあるのですが、チャージング・ブルのように継続設置されるのでしょうか。どうなんでしょうか。
- 2017-03-10 (金) 8:06
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