ディスレクシア(識字障害)を持つ人にも判読しやすく設計されたフォント「Dyslexie」
2年前にブクマっておきながら、今さらエントリーだよ!えへ!
「Dyslexie」はディスレクシア(Dyslexia/識字障害)を持つ人のために考え出されたフォントです。パッと見では少し不格好にも見えるアルファベットですが、どのあたりが工夫されているのでしょうか。
アルファベットは基本26文字なのに、vとwなど似た文字が多すぎる。ディスレクシアの中には、文字がひっくり返って認識してしまうこともあり、nとuなどについてはひっくり返った時のことを考えなければならない。
そこで作られたフォント「Dyslexie」は、下にいくほど太くなり、同じような隙間のある文字同士は隙間の幅を変え、dのような円がある文字は円をひしゃげさせ、伸ばす箇所は伸ばし、角度を付けた方がいい文字は角度をつけ、大文字もわかりやすく設計されている。
現在使用については、パーソナルな利用から学校などでの利用、商用、WEBプラグイン、印刷用と用途ごとに年間プランが用意されている。制作にはお金がかかるため、どこかで回収しないといけないわけだが、普及のために国などが助成金を出して使用はフリーに(パーソナルや学校は特に)できればよかったようにも思う。
→Typeface Dyslexie for people with dyslexia - studiostudio
http://www.studiostudio.nl/
- 2013-09-06 (金) 7:44
- Mawari-Design