誰にでも安全な水を。ペットボトルジョイント式浄水フィルター「Filter Caps」
コロンビアでは、未だに370万人もの人々が「安全な水」を簡単に得ることができない状況だそうだ。上水道ももちろん無く、不純物が多く含まれている川の水を飲料水にしなければいけない人たちも多い。
水は生きていく上でどうしても必要となるので、それが「安全ではない」となると健康上深刻な問題を引き起こす可能性が高くなる。
そこで赤十字やOgilvy Colombiaはペットボトルに取り付ける浄水器を作った。
水の入ったペットボトルのキャップ部にこの浄水器を取り付け、上下逆さにした空のペットボトルをさらに取り付ける。2つのペットボトルを結ぶジョイント式の浄水器というわけだ。
あとはくっついた2つのペットボトルを上下逆にすると、上から水が浄水器を通り、きれいになった水が下の空のペットボトルに少しずつ溜まっていく。1分間に約200mlほどのスピードで浄水されるそうだ。
このような場所では、低予算かつなるべく現地にあるモノが使えると持続的に使ってもらいやすい。さらに浄水器の原材料は生分解性プラスチックということで、環境負荷も少なくなるように考えられている。
浄水器にはパッと見で水滴マークだけが見えるので、もう少しわかりやすく水を流す方向をわかりやすく表示させておいた方がいいのかなぁという気もしなくはない。見た目よりも誤使用防止の安全性を優先にすべきアイテムだから。
- 2024-05-09 (木) 7:08
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