ホーム > Video > 車の近くを走行する自転車を知らせて事故を防止するデジタルサイネージ「Volvo Blind Spot Billboard」

車の近くを走行する自転車を知らせて事故を防止するデジタルサイネージ「Volvo Blind Spot Billboard」

Volvo Blind Spot Billboard

自動車には死角があります。
近くに他の自動車や二輪車、歩行者がいても死角だと見えづらいので、十分に気をつけていないと事故になりやすいのです。

ボルボには、自動車の死角に何かを検知するとミラーのLED点灯などで知らせてくれるBSIS（Blind Spot Information System）というシステムがあります。
ボルボが市販車に搭載しはじめて十数年になるシステムですが、他のメーカーの車には同様のシステムが搭載されていないものもまだまだ多い。
そこでボルボは、死角事故の多いブリュッセルの交差点にデジタルサイネージを設置した。

このサイネージにはカメラが搭載されており、自転車を検知できるようになっている。
そしてデジタルサイネージに近づいてくる自転車との距離さえも瞬時に表示される。

もしそこを走っている車が、後方から近づいてくる自転車に気づいていなくても、前方の交差点のデジタルサイネージに表示されている警告を見てくれる可能性は高い。
それでドライバーが死角の危険性を感じてくれればいいし、事故を1件でも防ぐことができれば万万歳だ。
もちろんボルボの車へのイメージを上げてもらえたら言うことなしだろう。

このデジタルサイネージ、一番難しいところは「しっかり自転車を検知しないといけない」ところだろう。
何も表示が無かったから安心して曲がったら事故になった、なんてことになったら大変だ。