失読症について多くの人に知ってもらうためのキャプチャ画像「The Dyslexic Captcha - Decoding Dyslexia」
インドでのキャンペーンである。
10人に1人が文字を正しく認識したり、同じように書くことができない「失読症(識字障害)」だそうだ。その率は高いものの、あまり理解されていないし、親や教師であっても気づいてあげることができないことがある。そこで考え出されたキャンペーンがこちら。
インドの病院によって行われたこのキャンペーンは、失読症の子が書いた文字をスキャンして、WEB上でのキャプチャ画像に使おうというものだ。キャプチャ画像とは、フォームの入力等の行為を人が行っていることを確かめるための技術において使われる、読みにくい文字が書かれた画像のことだ。
読めなければ別の画像に変えることができるこのキャプチャ画像を失読症の子が書いた文字画像にすると、読めずに変えようとする人が多くなる。その時、これが失読症の子が書いたものであり最初に気づいてあげられるサインであることを伝えるメッセージを表示する。
これにより、「Dyslexic(失読症)」について調べる人が多くなったことが確認され、確実に認知度は高まった。
- 2017-01-08 (日) 15:48
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