3Dプリンタの普及は医療も変えた!先天性多発性関節拘縮症のエマを支える「3D-Printed Magic Arms」
立体造形物を作ることができる3Dプリンタ。
まだまだプリンタ本体は高いものの、それでもなんとか手の届く範囲まで価格が下がってきました。
アメリカに住んでいる2歳の少女エマは、関節の筋肉が収縮したままになってしまうという先天性多発性関節拘縮症を持って生まれてきました。今まではギプスを使った矯正などで治療するそうですが、現在の医療では完治することがなく、一生付き合っていかなければならない病気だそうです。
そんなエマの腕を支えているのは、3Dプリンタでパーツを作って組み立てられた特性矯正器具です。
今までのギプスと比べ何がよいか。
付ける人に合わせてワンオフで簡単にパーツを作ることが可能だということ。これは、パーツが摩耗したり壊れた時に、すぐ交換パーツを出力して作ることができることや、成長に合わせた器具を作ることができることを意味します。また、樹脂製で軽いため、小さな女の子にも負担が少ない。
こういう新しい技術が、遊びや趣味だけじゃなく直接的に人を支えられるということ、それが手軽に出来るようになることに大変感動しました。
- 2012-08-04 (土) 15:31
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