3Dプリンタで作られた等身大の乱射事件の犠牲者は、NYで3Dプリンタ銃の規制を訴える「#GuacIsBack - The Worlds' First 3D Printed Activist!」
今年の2月14日、フロリダ州マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で銃乱射事件が起きた。犠牲者は17人を数えた。
この事件から1年を経たず、犠牲者の1人ホアキン・グアック・オリバー君の父親たちが立ち上がった。
ベネズエラからの移民であるオリバー家は、アメリカでの幸せを夢みていた。
しかし、その日に全てが変わった。
2月14日。
元生徒による犯行だった。
こういう事件が起きるたびに広がる銃規制の声。
しかしその後、アメリカは変わったのかと言えば、答えはノーだ。
ノーどころか、誰でも銃が作れる3Dプリンタデータ掲載サイトまでできる始末。
マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件では、3Dプリンタ銃ではなくライフルが使われたが、3Dプリンタ銃が世の中に広がるとさらに悲しい事件が起きる可能性が高まる。
金属探知器では摘発できないからだ。
まるで映画「ザ・シークレット・サービス」の世界だ。
これに立ち上がったのは、先述したホアキン・グアック・オリバー君の父親たちだった。
3Dプリンタには3Dプリンタで抗議しよう。
ホアキン君の等身大人形を3Dプリンタで作成し、ニューヨークのタイムズスクエアに設置しようというのだ。
そして10月25日、実際にホアキン君はタイムズスクエアに立った。
手には、バレンタインデーだったあの日、ホアキンが恋人に贈ろうとした花を持って。
彼の胸のバッジのQRコードをスマートフォンで読み込めば、3D銃規制の署名を集めるサイトにアクセスできるようになっている。
なぜ1年も経っていないのにと思うかもしれないが、アメリカではもうすぐ中間選挙だ。そういう政治的な意図も少なからずあるのだろう。
- 2018-10-31 (水) 8:31
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