洗剤のパッケージの一部を変えたら、誰か気づいてくれるだろうか「OMO Laundry Detergent - Kids That No One Noticed」
東南アジアの子どもの多くは、現在1日に平均6時間もスクリーンに向かっているそうだ。
ゲーム機、パソコン、いろいろなスクリーンはあれど、スクリーンに向かうということは外遊びはしなくなっているということにもなる。
そこでユニリーバの洗剤ブランドOMOは、洗濯洗剤のパッケージの一部を変えてベトナムのお店に置いてみることにした。
変わったのは洗濯洗剤のパッケージにプリントされていた子どもたちの写真。
これまでは元気に外で遊ぶ姿が描かれていたが、ゲーム機に向かう子どもたちの写真に変更した。
さてどうなったでしょうか。
結果は、残念なことに誰もこの変化に気づく人がいなかった。
つまり親にとっても、ゲーム機で遊ぶ子らの姿は普通になってしまっていたのです。
普通になってしまうと、外遊びをさせる人がいなくなる。
これまでOMOは「汚いは良いことだ」とのコピーを掲げて、子どもたちの外遊びを奨励してきました。
だからこそ、この現状にはなんとかしなければという思いがあるのでしょう。
「スクリーンに向かう時間は少なく、外遊びをもっと!」と直接的なメッセージを出して、親を含めたライフスタイルの原点回帰を訴えています。
そりゃ服が汚れた方が洗濯洗剤は売れるものね。
- 2018-04-30 (月) 8:31
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