十代の少女たちは何を検索しているのか。Doveによる「What is your daughter searching for?」
子どもたちが思春期になると、何を考えているのかわからなくなる親も多いらしい。自分たちも過ぎてきた道なのにね。
ダヴは十代の子を持つ親を集め、彼女たちがインターネットで検索している言葉を伝えてみた。
「フレンチキスのやり方は?」
かわいい疑問だ。
異性も気になるお年頃、そういう検索も増えるのだろう。
しかしこれはジャブ。
1/3の少女が、「10代でできる美容整形」について検索している。
「私は太っている?」
「私の容姿は醜い?」
自らの容姿に自信がないのか、美への悩みが多いようだ。
「摂食障害なのかしら?」
太る、太っていることへの恐怖から、摂食障害に陥る少女も多い。
ダヴはこのようにビッグデータを使って親に子どもたちのことを伝える一方、オーストラリアの学校をまわって子どもたちに自尊心をもってもらうプロジェクト「Dove Self-Esteem Project」を行っているんだそう。
そのプロジェクトサイトには、親向け、少女たち向け、先生向けにアドバイスが書いてある。
親向けのアドバイスはこんな感じ。
1.自分を愛そう。
鏡を見てため息をついていませんか?あなたがそうなら娘さんも同じ、いやもっとかもしれません。まずは親であるあなた自身を愛するようにしましょう。2.容姿の話ではなく、もっと楽しい話を。
「おはよう、きょうもかわいいね」「最近ちょっと太った?」何気ない言葉も、こどもたちの心には深く残り美に対してステレオタイプなイメージが強くなります。そういうことを話す習慣をやめましょう。3.メディアでのイメージ
メディアに登場している人物が標準ではなく、彼らは特別な人たちだということを理解させましょう。彼らと比較するのが非現実だとわかってくるはずです。4.本当の自分を祝いましょう
彼女の自信のある部分の表現を褒めることによって、彼女の内面にある美しさのロックを解除しましょう。
英語ですが、PDF版のガイドもそれぞれ用意されています。
→Dove self-esteem project
http://selfesteem.mydove.com.au/