筆のタッチまでも再現できる!絵画を3Dスキャニングして3Dプリントし複製するプロジェクト「3D Scan and Print」
3Dプリントが何かとブームですが、確かに完全な立体じゃなくても3Dプリントの力が発揮されることもあるんだなぁと感じるプロジェクトがこちら。油絵を3Dスキャニングして3Dプリンタで出力しようというもの。
▲オランダのアムステルダム国立美術館にて、レンブラントの絵を3Dスキャニング。「アムステルダムの織物商組合の見本調査官たち」ですね。
▲同じくオランダのマウリッツハイス美術館にて、レンブラントの絵を3Dスキャニング。「自画像」ですかね。神戸で観たなぁ。
▲こちらもオランダのクレラー・ミュラー美術館 (Kröller Müller Museum) でゴッホの絵を3Dスキャニング。「青い花瓶の花」。
▲そして3Dプリント。これはアムステルダム国立美術館所蔵の「ユダヤの花嫁」です。
油絵は筆のタッチがインクの盛り上がりを生み、絵画としての深みに重要な役割を担っています。平面への複製ではどうしてもこの点が再現できませんでしたが、3Dスキャンとプリントにより、見た目はほぼ完全に再現できそうですね。インクの質による光の反射などという問題ももちろんあるでしょうが。