指揮者のタクトにセンサーを仕込んで“音楽を見る”プロジェクト「TALENT MARCEL - OSESP - SEE THE MUSIC」
演奏された音楽を見ることはできるだろうか。
撮影したものを後から見ればいい?
確かにそうだ。しかしそれは演奏を見ているのであって、音を見ているわけではない。
そこで広告代理店のTALENT MARCELとサンパウロ州立交響楽団(Osesp)は、音を目に見える形にするプロジェクトを行った。
楽譜ではなく、その日その時の演奏を目に見えるようにするにはどうすればいいのか。
オーケストラの音をまとめるのは指揮者のタクトだ。
このタクトの動きをデータにし、一枚の画面にマッピングし、軌跡として見せればどうか。
タクトにセンサーを仕込み、その日の演奏のタクトの動きデータを取得。
軌跡として紙にプリント。
見たところで音が“わかる”わけでもないし、音が脳内に“流れる”こともないが、この軌跡は確実にこの日の演奏の“音”である。
サンパウロ州立交響楽団(Osesp)は、作品化し販売。
オーケストラの活動や教育費に使われるそうだ。
- 2019-05-11 (土) 9:15
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