サッカーユニフォームのスポンサーロゴが、自動車メーカーロゴから自転車マークに変わった日「El Día que Chevrolet auspició otro Vehículo」
サッカーのユニフォームには企業スポンサーのロゴマークがプリントされているものが多い。
特に大きな企業は、力のあるチームの一番目立つ胸部分を契約していたりする。自動車メーカーシボレーもそのひとつだ。
シボレーは、たとえばプレミアリーグでは世界的に有名なマンチェスター・ユナイテッドの胸部分に大きなロゴを付けていたりする。シボレーは南米でも、チリのCFウニベルシダ・デ・チレやエクアドルのLDUキトの胸スポンサーになっている。今回はこちらの南米の話。
企業にとって胸スポンサーになるというのは宣伝という意味で高い効果があるが、スポンサー料金も非常に高額な場所であることは事実だ。なるべくなら毎試合企業ロゴを付けてもらって、費用対効果を高めたいところだろう。しかしこの日、チリとエクアドルのこのふたつのチームのユニフォームには、シボレーではなく自転車マークがプリントされていた。
この日は、World Car Free Day(カーフリーデー)だった。
カーフリーデーというのは、主に都市の中心部でなるべくマイカーを使わないでおこうという日です。
都市部のトラフィックや環境について見直す日でもあります。
だから自動車メーカーとしても自転車マークをユニフォームにプリントさせたというわけ。
でも、自動車メーカーからしたら、マイカーを使わない日の宣伝なんてデメリットでしかない気がします。それでもシボレーがこの日をアピールするのは、南米の都市部の自動車多すぎ問題や、環境問題が顕著になっているから。カーフリーデーを推進することで、都市やそこに生きる人、そして環境を重んじていることを知ってもらうため。企業が今後生き抜くには、企業のプラスだけ考えていてはいけないのです。時にはデメリットに見えることでも、人と環境とそして企業の持続可能性を考えて行動することが大切だということなのですね。
まぁ、自動車メーカーもそのブランドで自転車を売っていたりもしますしね。
- 2019-03-14 (木) 8:31
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