コントロールできなくなって暴走する自分の腕を止めろ!City Of HelsinkiによるCM「The Hand」
嵐の日、ある男が屋敷に入ってきた。
彼の右手は手首から先が無く、血がしたたり落ちている。
屋敷の中で、彼は自分の手首より先を見つけた。
なんと、取れた手はそれだけで動き、階段を上っていく。
自分の手を追いかけて階段を上る男。
二階に上がった手は、ひとつの部屋に入っていく。
そしてその部屋で寝ていた女性に向かってスピードを上げる。
男は慌てて追いかけ、寸前のところで自分の手を掴み、手首に戻した。
画面が明転し、お化け屋敷のような場所から普通の家に変わった。
男も雨で濡れていないし、手首からは血も出ていない。
あの手はなんだったのか。
それは、この女性に暴力をはたらこうとする手だったのです。
あなたの感情がコントロールできなくなって、あなたの手から暴力が出てしまわないうちに、あなたは助けを求めるべきです。
フィンランドにおけるドメスティック・バイオレンス啓発CMなのでした。
上の動画はディレクターズ・カット版。
通常版はこちら。
字幕がフィンランド語で、最後に男だけではなくいろんな人が出てくる。
DVするのは男性に限ったことじゃないですからね。
それにしてもフィンランドはDV啓発のキャンペーンが多い。
無いよりはあった方がいいのでしょうけど、それほどフィンランドではDVが問題となっているということなのでしょう。
- 2018-02-21 (水) 8:03
- TV・CM