児童売春の無い国を目指せ!かつての被害者を法の番人にするインドの学校「School for Justice」
インドでは推定120万人もの子どもたちが意思に反して児童売春させられているそうだ。そんな多くの子どもたちが被害に遭っているものの、検挙されて有罪になる大人は年間で50人程度だという。何が問題なのか。
そもそも貧困などの問題により児童売春させざるを得ない状況になってしまっているということもあるかもしれないが、大人にしてみれば捕まっても有罪になりにくいという既成事実が子どもたちの被害を広げている大きな原因なのだ。
有罪になる人がいるのだから、インドにも法律はあって、児童売春は良しとはされていないのに、結局は司法の機能が弱くなってしまっているのだろう。
そこで設立されたのが、この法律学校。
生徒はかつて児童売春させられていた被害者で、幸い助けられた女性たち。国のトップの法律大学と提携して、検察官や裁判官を目指す人材を育成しているという。
そこからなのかと思わざるを得ないが、未来を変えるためには今はぐっと我慢してこつこつ準備しないといけないことがよくわかる事例だ。
→School for Justice
https://www.schoolforjustice.com/