世界一のろくでなし野郎がヒーローになった日。Donate LifeのCM「The World's Biggest Asshole」
コールマン・スウィーニーはろくでもない野郎だ。
車の中で瓶におしっこをして車外に捨てるし、コインランドリーで他人が洗っているところを乗っ取ってさらに下着を奪うし、高齢者に厳しいし、子どもにも犬にも容赦ない。くそったれだ。
ある日、そんな彼がヒーローになる。
ダイナーで食事をしようとしていた彼は、心臓発作でたおれる。
その時、こんなくそったれな男の財布から、臓器ドナーカードが出てきたのだ。
コールマンは助からなかった。
しかし、彼の臓器は、ドナーを待つ患者のもとへと運ばれた。
どうしようもない男も、最後の最期にヒーローになれたわけだ。
いろんな意見が出そうなCMだ。
こんなヤツの臓器なんて!とか、ドナーカードは生きている間の免罪符ではない!とかいろいろ。
ただ個人的にドナーを待つ立場だったらを考えると、どんな人がドナーかは知らされないんだろうけど、どんな人だとしてもありがたいと思うのだろうな、と。この男も、ドナーカードを作ったその瞬間には、ほんの少しでも善の心があったのではないでしょうか。CMなのでそんなことどうでもいいかもしれんけど。
- 2016-08-06 (土) 7:56
- TV・CM