あなたの声で暴力が止まる。デジタルサイネージを使ったDV防止キャンペーン「Stop domestic violence/Frauenzentrale Zürich」
どこの国でも残念ながら存在するDV。スイスでも2週間に1人がDVで亡くなっているそうだ。そこでDVについてもっと知ってもらい、みんなで根絶を目指すべくデジタルサイネージが設置された。
デジタルサイネージの画面の中では、男性が女性に言葉と力の暴力をふるっている。段々とエスカレートしていく男性のDV。
デジタルサイネージの前の床にはこう書いてある。
「あなたがマイクに向かって話しかければ、やめさせられます。」
男性のDVに耐えかねた人が声をあげる。
「やめろ!」と。
それに気づいた画面の中の男性は、「お前には関係ねーだろ!」と言い放つが、それでも負けずに「出ていけ!」「狂ってるわ!」「殴るな!」などと声を浴びせることで男性はDVしなくなります。
なんとこれ、男女がDVの演技を別室でしていて、ライブ中継されているんですね。だから「やめろ!」の声も即座に届き、それぞれ違った反応ができる。
DVに関していえば、当事者でない人でも見て見ぬふりをしなければ救われる命があることを教えてくれています。
- 2015-12-23 (水) 10:40
- Video
- 女性から男性へのDVを目撃したらどうする?DVの現実を知ってもらうための実験「#ViolenceIsViolence: Domestic abuse advert Mankind」
- 4枚中1枚の顔写真にアザのようなものが映る証明写真ブース「Bruise Automat - The photo booth against domestic violence」
- ヴィヴィアン・ウエストウッドに展示されたDVの痕跡が残るマネキン「Vivienne Westwood Mannequins Turn into Domestic Abuse Victims」
- もう犠牲者を増やさないでください!ノキアLumia735のCM「Selfiedrama. Stop the violence!」
- オーストラリア政府による、DVの根源を断つためのキャンペーン「Stop it at the Start」