こどもたちへは決して参加させたくない体験プログラム「UNICEF #aindadátempo」
現在の環境とは異なる場所で生活したり、仕事をしてみたり、冒険をする「体験プログラム」。こどもたちにいろんな経験をさせたい親たちが説明を聞きにやってきます。そこで紹介されたプログラムに、親たちの表情は曇っていく。
スタッフがタブレットで説明を始めたのは、子どもながら武器を持って争いを体験する「戦争体験プログラム」や、劣悪な環境下で仕事をする「職業体験プログラム」など。どう考えても自分のこどもたちには行かせたくないプログラムばかりだ。しかし、世界にはそれが日常のこどもたちもいる。そのことを知ってもらうための、ブラジルのユニセフによるウソの説明会だったのです。
こどもたちを体験プログラムに参加させようとする家庭は、少なくとも貧しくはないのでしょう。そんな家庭の親に世界の子どもたちの悲しい現実を見せることで、たとえば寄付につながる可能性は高いのではないでしょうか。
- 2015-10-14 (水) 8:31
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