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二人の思い出の側にはいつもガムがあった。Extra GumのロマンチックなCM「The Story of Sarah & Juan」

The Story of Sarah & Juan

高校でふと目が合った彼と彼女。ある日、ロッカーの前で彼女が落とした書類を一緒に拾ってくれたのが、あの日目が合った彼だった。彼女はお礼に彼にガムを差し出した。
そこからすべてが始まった。

いつしか付き合うようになった二人。
デートの時も、あのガムがいつも側にあった。
プロムの夜も、雪の日も、ちょっと喧嘩をした時も、仕事で遠くの街に行かなければならなくなった日も、どんな二人の日常にもガムがあった。

ある日、彼に呼び出された彼女は、一人ギャラリーのような場所に入っていく。
壁に並んだ額の中には、小さな紙切れに描かれたイラストが。
どこかで見たようなイラストと、どこかで見たような紙。

それはガムの包み紙に彼が描いた絵だったのだ。
あの日からずっと、ガムを噛むたびに彼は彼女とのその日の思い出をイラストにしてガムの包み紙に描いていたのだ。

足をすすめるごとに蘇るあの日の記憶。
彼女が最後の一枚の前に立った瞬間、彼女は息を飲んだ。
その絵には、記憶のどこにもないイラストが描かれていたからだ。
指輪を手に彼女の前に跪く彼の姿が。

彼女は振り返る。
そこには今見たイラストと同じように、指輪を手にした彼が跪いていた。

未来を描いた最後のイラストは、その時二人の思い出に変わった。

「エクストラガムをあげると、何か特別なものが手に入ります。」

・・・毎回彼は噛んだ後のガムをどうしていたのかは聞いてはいけないのでしょうね。
無粋ですいませんw

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