最後にお母さんと食事をしたのはいつですか?タイのレストランが従業員に送った粋なプレゼント「The Waiters’ Mom」
タイのバーベキューレストランBar B Q Plazaの従業員は、母の日にお母さんと一緒に食事をすることはできません。儲け時ですもの、お休みにするわけにもいきませんから、こういう客商売ではしょうがないことなのかもしれません。
そこでこのお店では、母の日の何ヶ月か前に従業員にお母さんについていくつか尋ねることにした。
Q:ここで働いてどのくらいですか?
Q:お母さんと暮らしていますか?
このあたりまでは簡単に答えられますね。
質問は続きます。
Q:お母さんと最後にした会話は何の話ですか?
Q:お母さんが笑ったのを見たのはいつが最後ですか?
最後っていうと縁起でもない解釈もできますが、直近でという意味ですね。
自分に置き換えても、少し考えてしまうのではないでしょうか。
Q:お母さんの好きな食べ物は?
Q:最後にお母さんと一緒に食事をしたのはいつですか?
Q:今までお母さんに「愛してる」と言ったことはありますか?
Q:お母さんを幸せにしたいですか?
Q:お母さんと食事ができたら、どうしますか?
お母さんのことを考えて、感極まって泣く従業員もいました。
最後にレストランからメッセージが。
「私たちはあなたたちが母の日も働くことを知っていますし、お母さんと一緒に過ごさせてあげられないことを申し訳なく思っています。しかし、私たちはあなたがたにお母さんといくらかの時間を一緒に過ごしていただきたい。」
レストランは、それほど忙しくない母の日の1ヶ月前に、従業員のお母さんと従業員が一緒にこのレストランで食事ができる時間を設けた。
A:お母さんと美味しいご飯を食べたい。
A:お母さんにしてもらったように、お母さんに食べさせてあげたい。
A:お母さんの笑う声が聞きたい。
従業員は先の質問に答えたことができたのだ。
Q:お母さんに伝えたいことはありますか?
A:ごめんなさいと言いたい。
A:良い人になりたい。
A:お母さんを幸せにしたい。
A:お母さんを抱きしめたい。
「母の日には、あなたとお母さんが一緒に食事していただく準備ができています。」
自社の従業員とお母さんのことも考えてあげられずに、何が母の日だというわけですね。こうして動画で「いい会社アピール」に使われてしまうところはあるにせよ、その心意気は少しは感じざるを得ません。
- 2015-08-22 (土) 13:39
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