もめている国同士の国旗を解体し、二つを合わせて作られたファッション「The United Collection」
今も世界のいたるところで人はもめています。
その大きな単位が紛争や国と国による戦争であり、残念ながらやはりこれも現在進行形で起きています。
そこでオランダで若手デザイナーの服を売るYoung Designers Unitedは、この問題をファッションに落とすべく国旗に目をつけた。
イギリスとEU、ウクライナとロシア、ジブチとエリトリア、このそれぞれの国の国旗を一度解体し、二つを合わせて服に再構築させた。それぞれには当該国の民族デザインも参考にされ、盛り込まれているという。
EU離脱でもめているイギリスとEUは紛争まではいっていないが、他は武力衝突が起きている地域だ。
その国同士のアイコンとなる国旗が解体されて合体させられたとなれば、当然怒る人もいそうだが、そこが狙いではない。
もちろんこのプロジェクトで各地域のもめ事がなくなるということも考えてはいないだろう。
では何目的か。
それは、「この地域のいざこざを知らない人に意識を向けてもらうこと」にほかならない。
世界を旅してAngelika Groenendijk-Wasylewskiさんが作り上げたYoung Designers Unitedだから、こういうプロジェクトを思いついたのかもしれませんね。
制作された服は17日からアムステルダムで、その後ロンドンでも展示されるそうだ。
→The United Collection
http://www.theunitedcollection.com/
→Young Designers United
http://www.ydu.nl/
- 2018-04-18 (水) 8:02
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