学校に洗濯機を設置して、子どもたちのドロップアウトを防げ!「Whirlpool - Care Counts™ Program」
アメリカでは学校に行っていないこどもたちが毎日4000人以上いるそうだ。
統計によると、学校からドロップアウトしてしまった子の40%以上が失業していたり、70%以上が政府からの援助を受けている。そしてドロップアウトした子たちは8回以上警察のお世話になってしまう可能性が高いそうだ。
それを防ぐにはどうしたらいいか。
まずは学校からのドロップアウトを食い止めなければいけない。
家電メーカーのWhirlpoolは、そんな現状を打破するべく学校に洗濯機を置いてもらうことにした。
ドロップアウトと洗濯機、何の関係性もないようにも思えるが、実は原因のひとつがここにあった。
子どもたちが学校に来なくなる原因のひとつとして、汚れた服でみんなのいる学校に行きたくないというのがある。恥ずかしいからだ。しかし、家が貧しいと洗濯もなかなかできない。この悪いサイクルの延長戦上にあるのがドロップアウト。
だったら学校で洗濯できるようにしよう。
初年度は2地区17の学校に設置。すると子どもたちの出席率も高くなった。2年目は30校、そして数年のうちに300校まで増やす予定だそう。
最初の統計をそのまま当てはめると、ドロップアウトする子どもたちが減ることで、将来の犯罪数にも影響が出てくるだろう。さらに次の世代に渡って貧しい家庭が減っていくかもしれない。となれば好循環だ。洗濯一つでここまで結果が出るなら、非常に価値の高いプロジェクトとなるだろう。
- 2016-08-03 (水) 8:13
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