コペンハーゲン、ストックホルム、ヘルシンキの114スポットを紹介!「北欧デザイン旅案内」
「北欧デザインをめぐる旅」「ずっと使いたい一生もの 北欧の日用品」「写真で旅する 北欧の事典: デザイン、インテリアからカルチャーまで」などの著書がある、北欧ジャーナリスト萩原健太郎さん著の最新刊は、デンマークのコペンハーゲン、スウェーデンのストックホルム、フィンランドのヘルシンキといった日本からの旅行でも人気の北欧の3都市のデザインスポットを紹介するガイド本。
▲ストックホルム市立図書館のページ
北欧を熟知されている著者だけあって、有名スポットも独自の視点で紹介されてある。たとえば上画像のストックホルム市立図書館のページには、子どもたち向けの閲覧室の天井には星座が描かれていること、建物へ向かう階段横には設計者と竣工年が刻んであることなど、北欧の旅がワンステップ深く楽しくなる知識も得られる。
デザインスポットの案内ということで建築やインテリア・雑貨ショップなどばかりかと思いきや、カフェやレストラン(もちろん有名デザイナーのインテリアや食器を使っているカフェなどデザイン性がどこも優れている)も掲載されているのは嬉しい。旅の全てを良質なデザインでまとめられる!
▲巻末には誌面と連動した3都市のマップが。切り離し可能なので、旅の持ち運びにも便利!
巻末に付いているマップは誌面との連動性がよく、誌面を見ながらマップを見て場所を確認するのはもちろん、逆にマップで近い場所のスポットを誌面で確認したりすることができるので、自分の旅のプランに合わせて行ける範囲でのスポットを探すことも楽だ。
各スポット情報には、住所、電話番号、営業時間、定休日、料金、アクセス方法、URLが併記されている。特に海外ではお休みが日本の感覚と違ったり、アクセス方法が慣れていなかったりするので、丁寧な記載があると安心ですね。
誌面の時々には、著者による北欧コラムや、デザイン旅のヒントというコーナーがあり、北欧デザインをもっと楽しむことができるしもっともっと北欧に行ってみたくなります。えぇ、なりました。
AmazonではKindle本も出ています。
本を持っての旅行が億劫だという人には嬉しい気配りですね。ガイド本って量持っていけませんからねー。
- 2015-06-23 (火) 8:40
- Books