渋滞だらけの街中もすいすい!一刻も早く患者のもとへいくための救急自転車「Emergency Bikes, the new city-proof medical vehicle」
救急車は要請を受けて患者のもとに行くまでの時間が勝負です。
早くいくことで、患者さんのリスクは減ります。
しかし、渋滞が多い街だと大変です。
EcoxとエージェンシーのWunderman Thompson Parisが開発したのは、渋滞の街で使うことを想定した電動救急自転車。
渋滞が酷く、救急車到着に時間がかかることが問題となっているパリでの運用を考えて作られたものです。
医療品を多く載せることができるストレージや、救急車ならではのサイレンやライトも付いている。
自転車ベースなので患者さんを病院までは連れていけませんが、応急医療なら可能です。
まずは患者さんのところに早く付くことが目的ですからこれで十分なのです。
自転車なので渋滞をすり抜けて走れます。
計算によると、往々にして渋滞にはまってしまう救急車に比べ、アベレージで半分の時間で到着することができるようだ。
ただ実際に稼働させるには、この自転車に医療行為ができる医師が乗るとして、どのように運用するのがいいかはシミュレーションすべきだろう。それがなにより難しい。
これ、日本ではどうかと考えてみたのだが、渋滞していても救急車が通れるように他の車がどいてくれることが多い日本では、都市部であってもあまり必要ないかもしれないなぁ、と。