【祝10周年30号】新しい特殊印刷加工の教科書|デザインのひきだし 30
久しぶりに本関係のエントリー。
買ってはいるものの、本のエントリーって他のよりちょっと手間が・・・ゲフン
ということで、今号でなんと30号目の「デザインのひきだし」。
創刊から10周年でダブルのめでたさです。
でもなんか写真がごちゃごちゃしていて本誌が隠れてしまってますね。それもそのはず、今号も小冊子などの付録がすごい。
▲付録もすごいけど、本誌もすごい。表紙からしてすごい。おわかりであろうか、このピカザラゴツゴツ感。トレッキングシューズのソールですかと言いたくなるほどの凸凹っぷり。確実に言えることは、この本を枕にほっぺを付けて寝てしまうと大変なことになるということ。
▲表紙をめくれば、表の発泡印刷によるとおもわれる滲み。良い。
▲本誌の2/3ほどは特集になっている「特殊印刷加工の教科書」なのですが、連載も充実。こちらは「もじモジ探偵団」。道路に描かれた「止まれ」を調査しています。
▲さて、付録の小冊子をご紹介。こちらは本誌で紹介されている特殊印刷加工から89枚の実物サンプルを綴じたもの。これがすごい。
▲何がすごいって、本誌より厚い。これはアツイ。これが挟まっているんだから、そりゃ全体がゴツくなるわけです。ゼクシイと勝負するつもりでしょうか。
▲さらに紙器研究所による新しい紙器の提案冊子。設計図も多数載っているので嬉しい。
▲さらにさらに大和板紙株式会社の「ゆるチップ」という銘柄の板紙見本。12枚綴り。
どうですこの充実っぷり。変態っぷり。
書店から持って帰るだけでも肩凝るレベルです。
マニアックとも思われがちなデザインのひきだしですが、嬉々として買う人はデザイナーや印刷関係者だけではないようです。一度手にすると本としての凄さを知ることができ、印刷の面白さにはまってしまう人が多いのかもしれません。発売後Amazonでは総合ランキングで1桁だったんだそうですよ。すげーぇ。
これからも40号、50号、100号と続けていただき、わがやの本棚をぶっ壊していただきたいです。
→デザインのひきだし・制作日記
http://dhikidashi.exblog.jp/
- 2017-02-15 (水) 8:09
- Books